■ 作品番号1 芝山象嵌牡丹文装身具
芝山象嵌牡丹文装身具
芝山象嵌:白蝶貝、染象牙、玉虫貝、金地蒔絵
枠:純銀、18金、タヒチアンパール、南洋芥子真珠

解説:朝露にぬれた典雅な牡丹を表現しているのは美しい輝きを見せる白蝶貝です。その花びら一枚一枚まで丹念に彫り上げ、精巧に象嵌されています。模様が象嵌されている背景は、豪奢な金地蒔絵で表現され、格調高い趣です。

■ 作品番号2 芝山象嵌萩文帯留
芝山象眼萩文帯留
素材:白蝶貝、玉虫貝、鼈甲、水牛の角、漆、金粉、純銀枠

解説:清楚な白萩の一枝を表現した帯留です。
花のつぼみのひとつひとつまで、美しい白蝶貝を手で彫刻しました。葉は鼈甲、玉虫貝、染め水牛角の3種の素材を組み合わせることで奥行きを引き出しています。細い茎は金蒔絵です。背景は、呂色(黒い)漆に茶色を混ぜて落ち着きと温かみを出した潤(うるみ)塗りで仕上げています(本漆)。

■ 作品番号3 芝山象嵌秋草文帯留
芝山象嵌秋草文帯留
素材:夜光貝、玉虫貝、象牙、水牛の角、ローズカットファンシーダイヤ、芥子真珠、漆、金粉、純銀枠

解説:銀杏形の枠を扇面に見立て月夜にきらめく露と秋の野を表現しました。
葉の上できらめく露と菊の花芯に、控えめに輝く6粒のローズカットファンシーダイヤが象嵌されています。菊の葉の上には芥子真珠、花は夜光貝、葉には玉虫貝・染象牙、細い葉は玉虫貝・染象牙・染水牛角。薄くたなびく雲と菊の茎は金蒔絵です。背景の塗りは漆黒(呂色)の本漆仕上げです。